『Guardian』は「マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、チャンピオンズリーグからの敗退について話した」と報じた。
2014年夏の就任から2億5000万ポンド(およそ459.7億円)近くの補強費を使ってきたマンチェスター・ユナイテッドであるが、今季はチャンピオンズリーグのGLで敗退するなど、結果が上手く出ているとは言いがたい状況が続いている。
クラブに対する批判が膨らむ中で、ルイス・ファン・ハール監督はかつてほど他のチームとの差がない状況になっていると説明し、常にタイトルを取れる立場にはないと話した。
ルイス・ファン・ハール
「我々はホームでのPSV戦で次のステージに進むための資格を失ったと思う。私がその試合を分析すれば、前半にはあまりにも多くの機会を逃しすぎた。それは我々の問題だった。
第2には、ヴォルフスブルク戦は引き分けに値したと思う。前半にチャンスを決めていれば、試合は終わっていた。
私が違いを作るために雇われたと言うならば、それは正しい。だが、それを全て出来るわけではない。戦術面やその他については、自分によって違いを作り出せる。
しかし、私はゴールを決めることは出来ない」
「マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブは、勝たなければいけない――彼らはそう言う。
しかし、それは過去のことだ。現在のクラブを分析しなければならない。我々よりもお金を持っているクラブが存在する。それが組織され、何かを獲得することが出来る。
来年、プレミアリーグの全てのクラブは、ヨーロッパの大半より大きな予算を持っている。それは大きな差を生じさせる。全てのクラブが選手を買うことが出来る。
違いはもはや大きくない。週ごとに確証が出ている。ボトムラインのクラブでも、首位を負かすことが出来る。それはプレミアリーグでしばしば起こり、他では起こらない。
プレミアリーグのクラブは、チャンピオンズリーグで他の国のクラブと戦うことが難しい。全てのクラブが決勝トーナメントに進出することは、それほど簡単ではない」
「マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブは、グループステージよりも遥かに上へと進出する――誰もがいつも言うだろう。
私も同じことを考える。しかし現実はこうだ。そのように物事は進まない。
誰もがグループステージの試合を分析しなければいけない。そうなれば、そこで何があったかについて見ることが出来る。
この頃はレフェリーの決定が非常に重要になっている。それが違いを生じさせている」