先週末のプレミアリーグで、ドイツ人選手の最多出場記録が更新されている。

これまでのレコードホルダーはリヴァプールやマンチェスター・シティで長くプレーしたディートマー・ハマン。ハマンは1998年から2009年にかけて11シーズンで268試合に出場していた。

では、そんなハマンの記録を破ったのは一体誰なのだろう?この選手だ。

新記録を樹立したのは、レスターDFロベルト・フートである。

フートは1984年生まれの31歳。ドイツ出身ながらチェルシーのアカデミーで育ち、プロデビューもチェルシーで果たしたという少し変わった経歴を持つ選手だ。

空中戦の強さとキャノン砲とも言うべく破壊的なミドルシュートが魅力の選手で、チェルシー時代にはボールを持つとスタンフォード・ブリッジのファンからブーイングにも似た"Huuuuuuth"という歓声が飛んだことでも知られる。

2006年ワールドカップにはドイツ代表の一員にも選ばれたフート。2006年にチェルシーを退団してからもミドルズブラ、ストークとイングランドのクラブでプレーを続けており、現在は好調レスターの守備の要として活躍、今季はここまで全試合でフル出場している。

そんなフートは、先週末のスウォンジー戦がプレミアリーグ通算269試合目だった。

フートはこれまで主力を張ってリーグ制覇を成し遂げた経験がなく、知名度的にもそこまで高いわけではない。しかし、15シーズンをかけてコツコツと出場機会を重ね、このほどドイツ人選手の新記録を樹立した形だ。

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