先週末のプレミアリーグで、ドイツ人選手の最多出場記録が更新されている。
これまでのレコードホルダーはリヴァプールやマンチェスター・シティで長くプレーしたディートマー・ハマン。ハマンは1998年から2009年にかけて11シーズンで268試合に出場していた。
では、そんなハマンの記録を破ったのは一体誰なのだろう?この選手だ。
269 - With his 269th PL-game @robert_huth got ahead of @DietmarHamann and is the new German record-player. German. pic.twitter.com/SoN3LcUvY9
— OptaFranz (@OptaFranz) 2015, 12月 7
新記録を樹立したのは、レスターDFロベルト・フートである。
フートは1984年生まれの31歳。ドイツ出身ながらチェルシーのアカデミーで育ち、プロデビューもチェルシーで果たしたという少し変わった経歴を持つ選手だ。
空中戦の強さとキャノン砲とも言うべく破壊的なミドルシュートが魅力の選手で、チェルシー時代にはボールを持つとスタンフォード・ブリッジのファンからブーイングにも似た"Huuuuuuth"という歓声が飛んだことでも知られる。
2006年ワールドカップにはドイツ代表の一員にも選ばれたフート。2006年にチェルシーを退団してからもミドルズブラ、ストークとイングランドのクラブでプレーを続けており、現在は好調レスターの守備の要として活躍、今季はここまで全試合でフル出場している。
そんなフートは、先週末のスウォンジー戦がプレミアリーグ通算269試合目だった。
フートはこれまで主力を張ってリーグ制覇を成し遂げた経験がなく、知名度的にもそこまで高いわけではない。しかし、15シーズンをかけてコツコツと出場機会を重ね、このほどドイツ人選手の新記録を樹立した形だ。
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