J3・SC相模原を退団した元・日本代表FW高原直泰は自ら新チームを立ち上げ、そこで現役生活を続けるという。
静岡県出身の高原だが新チームの本拠地はなんと沖縄、「沖縄SV」とチーム名も発表されている。この名前にピンと来たサッカーファンも少なくないだろう。高原と言えば、2002年から2006年までドイツのハンブルガーSVでプレーしておりドイツ語の「シュポルトフェライン(Sport-Verein)」に由来するものではないかと思われるからだ。
カーンの無失点記録を止めた男
高原のハンブルガーSV時代を振り返るとドイツにおける最多得点こそフランクフルトだったが、4シーズンを過ごしたハンブルガーSV時代の方が印象的と思うファンも少なくない。自身は、「自分としては結構自信持ってやれるという」と話したが在籍した3年半は必ずしもレギュラーではなく、3トップの左ウイングでも使われた。
前線にはアルゼンチン代表のベルナルド・ロメオ、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のセルゲイ・バルバレス、右にイラン代表メフディ・マハダヴィキアらを擁していた。高原は「スシボンバー」の愛称で知られ、2003年2月にオリヴァー・カーンの無失点記録(802分)を止めるゴールを決めている。
2003年7月にはDFBリーガポカールを獲得、2004-05シーズンにはハンブルガー時代の最多となる7得点をあげた。しかし、翌2005-06シーズンはチームが3位と好調の中で21試合1ゴールと結果を残せず。2006年5月にフランクフルトと契約し、高原は移籍することとなった。
7日に高原は沖縄県那覇市で記者会見を開くという。新チーム、そして、ハンブルガー時代の思い出はどのように語られるのだろうか?今から注目だ。