30日、『Daily Star』は「フィットネスコーチのレイモント・フェルヘイエン氏は、アーセナルがアレクシス・サンチェスを起用したのはミステイクだと話した」と報じた。
かつてフース・ヒディンク氏の下でスタッフを務め、オランダ、韓国、ロシアなどのコンディショニングを担当したフェルヘイエン氏。
2011年までウェールズ代表でアシスタントコーチを務めた後はさまざまなクラブとの間でアドバイザー契約を結んで活動するとともに、主にイングランドの練習メソッドを批判的な立場を取る批評家としても知られる。
アーセナルは先週末のノリッジ戦で怪我を抱えながら先発したが、途中でハムストリングを痛めて交代を余儀なくされていた。
フェルヘイエン氏は、本人も怪我を抱えていることを知っているのに使うというのは完全なミステイクであると話し、ヴェンゲル監督の責任を追及した。
レイモント・フェルヘイエン
「誰も、すべての物事を100%予測するような魔法のボールは持っていない。
とはいえ、サッカーのトレーニングという観点で話をする場合、そこにはいくつかの原則があり、論理的思考やコモンセンスがあるわけだ。
そしてその知識をベースとして考えた場合、明らかにアレクシス・サンチェスをプレーさせることはロシアンルーレットだったし、この10年間他の選手についてもそうだった。
それはアーセン・ヴェンゲル監督に全て帰結するものだ。なぜなら彼は最終的な責任を持っているからだ。誰もが状況を見なければならない。
明らかに、そこにはある種の『雪だるま効果』があり、悪いサイクルに陥っている。なぜなら過去10年間ヴェンゲル監督は重大な怪我人の危機に見舞われてきたからだ。
サンチェスをプレーさせたことについてはミステイクだったと思う。それは、より弱いチームを相手にプレーしたという事実と関連している。
そして、それは怪我は予測できないという事実とは関係がない。なぜなら、彼自身が自分の怪我を知っていたし、プレーすべきではないと理解していたからだ」