28日、『Gazzetta dello Sport』は「イタリア・セリエAのローマは、ルディ・ガルシア監督の後任候補として、サッスオーロのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督を選択した」と報じた。
13試合を終えた時点で勝ち点27を獲得し、4位に付けているローマ。優勝争いから離れたとは言えない状況であるが、守備の問題に批判が集まっている。
チャンピオンズリーグではバルセロナに6-1と大敗を喫し、チームの内部から「恥ずかしい」という声も出るなど、ルディ・ガルシア監督に対しての風当たりが強くなっている。
ムハンマド・サラーやエディン・ジェコ、アントニオ・リューディガーなど多くの補強を行いながらも守備が良くならないということで、クラブは監督の交代に動いているとも報じられている。
そして、首脳陣は現在サッスオーロを率いているエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督を将来的な指揮官としてピックアップし、『予約』することを検討しているという。
セリエAでは規則上1人の監督が同じリーグのクラブを2つ率いることが出来ないため、ディ・フランチェスコ氏が就任するとなれば2016-17シーズンから。
ガルシア監督が今季何らかのタイトルを獲得出来なかった場合、あるいはその可能性が消えた場合、ローマは指揮官の交代を決断するという。
そして、この数試合において守備を改善させられなかった場合、暫定的にシーズンの残りを任せる指揮官と契約し、来季からディ・フランチェスコ体制をスタートさせるという計画もあるという。
ディ・フランチェスコ氏は1997~2001年にローマでプレーしていた経験を持ち、中田英寿ともチームメイトであったことで知られている。
ローマの監督に就任することになれば、実に15年ぶりの復帰になる。