同国対決となったコパ・スダメリカーナ準決勝、ウラカン対リーベル・プレートの2ndレグでこんなシーンがあった。

試合最終盤、リーベルの攻撃がゴールラインを割ってしまった直後の場面。リーベルの8番MFカルロス・サンチェスはゴール裏にいたボールボーイがすぐにボールをくれなかったことにイラつき、その顔をはたいてしまった。

そのままプレーを続けようとしたサンチェスだが、ブラジル人のヒッキ主審はこの行為を見逃さずに一発レッドカードでの退場を命じた。

リーベルは1stレグを0-1で落としており、敵地での2ndレグに決勝進出を懸けていた。この日は前半に2点リードされる展開ながら、後半に追いつきあと1点というところにまで迫っており、サンチェスが一刻も早く試合を再開させたかったのはそういう理由があったためだ。とはいえ、30歳のサンチェスにしては、大人げない行為であった。結局2-2で試合は終了し、リーベルは2戦合計2-3で敗退が決定している。

なお、リーベルは来月行われるFIFAクラブワールドカップで来日する。大阪長居スタジアムでの準決勝から登場するが、サンチェスの退場が影響するか否かは南米サッカー連盟の裁定待ちだと現地では伝えられている。

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