ローマを6-1と粉砕したバルセロナ。

スコアも驚異的だが、試合序盤からローマ守備陣を何度も攻め立て、格の違いを見せつけた。

なかでも圧巻だったのはこの日の2点目である。この日最もパスを通したトーマス・ヴェルマーレンからネイマールのくさびのボールが送られると、ここからメッシ×スアレス×ネイマールの通称“MSN”が魅惑のパスワークでローマDFを翻弄し、わずか8タッチでゴールを奪って見せたのだ(ゴール動画はこちら)。

他にもこの3トップはいたるところで「世界最強」に相応しい悪魔のコンビネーションを見せてくれていたのだが、後半開始直前のシーンがちょっとした話題だ。

3-0とリードして迎えたハーフタイム、MSNのトリオが満面の笑みでピッチへと現れたのだ。

南米出身のこの3選手。手で口元を隠し読唇術で会話を盗まれないようにしているが、3選手ともが朗らかな表情で会話しているのが印象的であった。

このシーンは現地テレビ局によってリプレイでも繰り返し放送された。

先日、日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督はWOWOWのクラシコ放送に先駆けた元日本代表DF宮本恒靖氏との対談のなかで、「メッシ、イブラヒモビッチは仲がわるかった。ロナウジーニョ、エトーも犬猿の仲だった。だけど今の三人はとても仲が良い」と語っていた。

ピッチ上でも互いにチャンスメイクし合うMSNの魅惑のコンビネーションの源は、私生活での仲の良さにあるかもしれない。

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