アーセナルに所属する16歳のMFマーカス・アジェイ=タビについての話題を、『Irish Independent』が伝えている。

アジェイ=タビは今年5月に行われたUEFA U-17欧州選手権ではアイルランド代表としてプレーしていたが、このほどイングランドU-17代表へと鞍替え。そのことがFAI(アイルランドサッカー協会)に衝撃を与えているとしている。

先日、英紙『Guardian』が発表したプレミアリーグにおける期待の若手選手20人にもノミネートされていたというアジェイ=タビ。アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督から招待され、すでにトップチームとともに練習した経験もあるという。

彼は祖父母がアイルランド出身であることから、今年初旬に同国ユース代表でプレーすることを決めていたという。

アイルランドU-17代表のトム・モハン監督はこの件について、こう述べたそうだ。

トム・モハン(アイルランドU-17監督)

「FAIはマーカスを保持するために全てのことをやった。才能ある選手だと分かっているからね。

イングランドは彼に対して、U-17欧州選手権本大会で対戦した時から関心を持ち始めた。

その後、マーカスと彼の家族と連絡を取り合っていたが、彼の心は固まった。(アイルランドフル代表監督)マーティン・オニールに彼と話すよう頼んでも無駄だった。何も変わらなかっただろうからね。

もちろん、彼を失ったことに失望している。だが、他の選手が9月の欧州選手権予選で彼の代わりを務め、次のステージに進むことができた」

アイルランドからイングランドの鞍替えといえば、アストン・ヴィラMFジャック・グリリッシュのケースが話題になったばかり。アジェイ=タビはまだ16歳だが、この後のキャリアにおいてイングランド代表でプレーすることになると同紙では伝えている(現段階ではということだろうか)。

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