先週末のプレミアリーグでボーンマスを5-1と粉砕したトッテナム。
試合開始後わずか49秒でマット・リッチーに先制ゴールを奪われたが、ハリー・ケインのハットトリックなどもあり逆転勝利することに成功。勝ち点を17とし、第10節を終えて6位につけている。
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— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) 2015, 10月 27
さて、そんなトッテナムがこの試合後、環境保護団体から批判されているのだという。それは、ボーンマスへの遠征に選択した移動手段にあった。
この試合はボーンマスのホームであるヴァイタリティ・スタジアムで行われた。ボーンマスはイングランド南部ドーセットに位置する街で、ロンドンからの距離は150kmほど。
これは大阪―名古屋間(140km)とほぼ同じ距離であるのだが、トッテナムは飛行機でボーンマスへと向かい、そこからロンドンへ帰ったのだという。
そのフライト時間は、およそ20分。
これはもちろん選手のコンディションを考えてのことであるが、150kmほどであればバスや鉄道でもそこまで選手の負担にはならないはず。
そうしたトッテナムの決断に対し、環境保護団体である"Greenpeace"などが批判したのだという。
また、"the Aviation Environment Federation"という団体のジェームズ・リース氏は「トッテナムは過去に炭素を削減するための素晴らしい対策をいくつか取っていた。それだけに、彼らが簡単に到達できる場所への移動に、他の手段ではなく最も炭素を排出するものを選択したということはとても驚きだ」という声明を発表している。
ちなみに、英国『Independent』によれば、トッテナム以外にもこうしたケースはあるようで、ともにロンドンをホームとするアーセナルとチェルシーは158kmほどしか離れていないノリッジへの遠征に飛行機を利用することがあり、これまでにも度々批判されているのだという。