27日、シェフィールド・ウェンズデイとのキャピタル・ワンカップ4回戦を戦ったアーセナル。
カップ戦ということでアーセン・ヴェンゲル監督はグレン・カマラやアレックス・イウォビといった若手選手を先発に起用したが、2部チーム相手に3-0という完敗を喫している。
さらにこの試合ではアレックス・オックスレイド=チェンバレンがキックオフ直後に負傷し、途中出場となったセオ・ウォルコットも続けて交代に。カップ戦からの敗退が決定するだけでなく、主力2選手を失うことにもなるなど散々な試合となった。
とはいえ、このカップ戦では新たな発見もあった。昨シーズン途中にアーセナルへと加入した、“ポーランドの天才MF”ことクリスティアン・ビエリクがトップチームデビューを飾ったのだ。
Bielik comes into midfield to make his senior Arsenal debut 0-3 (61) #SWFCvAFC
— Arsenal FC (@Arsenal) 2015, 10月 27
1998年生まれのビエリクはポーランド国籍の17歳。10代ながら190cm近い体格を持ち、ロングパスやゲームメイクを得意としているボランチであり、欧州でも屈指の才能であると高い評価を受けている一人だ。
かつてアーセナルで活躍したパトリック・ヴィエラとも比較する声があるビエリク。今シーズンはここまでU-21プレミアリーグやUEFAユースリーグでのみの出場となっていたが、3-0のビハインドで迎えたこのシェフィールド・ウェンズデイ戦でカマラとの交代で途中出場し、見事トップチームデビューを飾った。
そんなビエリクのプレー動画がこちら。
英国『Mail Online』は、この試合に出場した若手選手の芳しくない出来と対比する形でビエリクを「唯一のポジティブな選手」と表現。
記事の中では、このように書かれている。
「アーセナルにとってのひどい夜の中で、唯一ポジティブな選手だったかもしれない。
この17歳のポーランド人MFはカマラとの交代で後半から出場し、良い印象を与えた。
そしてヴェンゲル監督の中盤のオプションが負傷によって枯渇していることもあり、自身がトップチームでより出場できると分かったかもしれない」