アーセナルが2-0と勝利したCLのバイエルン戦。
世界が注目したそんなこの一戦だが、ゲーム自体を支配していたのはアウェイのバイエルンだった。
.@Arsenal head back out onto the pitch for the second half. COME ON YOU GUNNERS! #AFCvBAY pic.twitter.com/mfAyXC76th
— Arsenal FC (@Arsenal) 2015, 10月 20
UEFAが発表したデータによれば、90分間を終えてのこの試合のボール支配率はアーセナル31%、バイエルン69%。パス数もアーセナルの204本に対して、バイエルンはその3倍以上である708本を記録している。
アーセナルといえば魅惑のパスサッカーを信条としており、ポゼッションで相手を上回るのは当たり前。この試合はホームであるエミレーツ・スタジアムで行われたわけだが、バイエルン相手にゲームの主導権を握ることはできなかった。
しかし、そんなアーセナルに関して不思議なジンクスがあるそうだ。
英国『Mail Online』によれば、2015年に入ってアーセナルは支配率で50%を切った試合ですでに11勝をあげているのだという。
その中には強豪相手の試合も含まれており、例えば今シーズンのFAコミュニティシールド、チェルシー戦では支配率43%でありながらも1-0と勝利。
また、今月のあたまに開催されたマンチェスター・ユナイテッドとのプレミアリーグでは、38%しかボールを保持できなかったにもかかわらず3-0の完勝を収めており、その他にもトッテナムやリヴァプールといった難敵にも勝利しているという。
実はアーセナルにまつわるこの不思議なジンクスは以前からちょっとした話題になっており、今年1月には「2003年以降、なんとポゼッションが45%を切った試合では8戦7勝1分と無敗」というデータをご紹介した。
まさしく“プランB”とも呼べるアーセナルのこの戦い方。次節はアリアンツ・アレーナに乗り込んでのバイエルン戦ということでさらにボールを保持される時間が増えそうだが、アーセナルにとってはその方が勝利する確率が高かったりするのかもしれない。