先週より各地で代表戦が開催されているが、もちろんクラブチームは再開に向けトレーニングに励んでいる。

この時期は代表選手が不在のため、普段なかなか出番を得られない選手にとっては自分をアピールする絶好の機会だ。オーストリア2部・FCリーフェリンクに所属する奥川雅也が先日、トップチームであるレッドブル・ザルツブルクの練習試合に出場した話題はQolyでもお届けしている。

その奥川と同じくリオ五輪代表候補の1人で、ドイツのボルシア・ドルトムントIIに所属する丸岡満が、12日に行われたトップチームと同3部・マークデブルクの練習試合に先発出場し、ゴールを決めた。

左サイドで起用された丸岡は1点を先制されて迎えた33分、逆サイドを抜け出したヨナス・ホフマンの折り返しを中央で合わせゴール!

試合はその後、アドナン・ヤヌザイのゴールでドルトムントが逆転するが終盤に追い付かれて2-2の引き分けに終わった。丸岡は62分までプレーしている。

2014年1月にセレッソ大阪からレンタルでドルトムントへ加入した丸岡。所属はBチームだが昨年9月20日に行われたマインツ戦で嬉しいブンデスリーガデビューを果たした。

ただトップチームで公式戦に出場したのはその1試合のみ。丸岡を高く評価し、デビューさせてくれたユルゲン・クロップ監督が昨シーズン限りでクラブを去り、トーマス・トゥヘル体制となった今シーズンは日本で行われた川崎フロンターレとの試合には出場したものの、公式戦ではベンチ入りさえないのが現実だ。

そんななか香川真司ら代表選手が不在…とはいえヴァイデンフェラー、スボティッチ、ベンダー、カストロ、ヤヌザイ、ラモスと、錚々たる選手と肩を並べて先発起用された丸岡は、“ごっつぁん”気味ながらしっかり結果を残した。

現在19歳だが来年1月には20歳の誕生日を迎える丸岡。7月にレンタルを1年延長したが、この長いようであっという間の期間に新たな契約を勝ち取れるだろうか。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手