今月1日から米国で開催されているリオ五輪の北中米カリブ海・最終予選。
4日はB組の2試合が行われ、ホンジュラスがコスタリカに2-0、メキシコがハイチに1-0でそれぞれ勝利し、ともに連勝で1試合を残してグループ突破を決めた。
中1日という厳しい日程もあり、2日のホンジュラス戦で先発フル出場した日系ハイチ代表MFザカリー・エリヴォーはこの日ベンチからのスタートとなった。
0-0で迎えた後半、満を持して投入されトップ下の位置に入ったが、相手に押し込まれボールに触れられない展開が続く。そして74分、味方がペナルティーエリア内でファールを取られPKで先制点を献上。負ければ敗退が決まるハイチは最後の攻勢に出たが、ホンジュラス戦に続いてあと一歩及ばなかった。
連敗となったコスタリカ、ハイチの敗退が決定。エリヴォーの五輪出場は叶わなかった。
母親が日本人で大阪生まれのエリヴォー。日本の法律では22歳の誕生日まで2重国籍が許されるため、現在19歳の彼はFIFAのルールに沿えば将来の代表変更がまだ可能なはずである。
ただハイチは11月に2018年ロシアW杯の4次予選を控えており、今大会確かな才能を示したエリヴォーが近くA代表に昇格する可能性は十分にあるだろう。かつて「日本代表入りは夢」と話したとも伝えられたが、果たしてどうなるだろうか。