9月30日、『Corriere della Sera』など各メディアは「フルミネンセとの契約が解除された元ブラジル代表FWロナウジーニョは、中国2部リーグの天津松江に移籍する可能性がある」と報じた。
天津松江は2006年に天津滨海ホールディングスが設立したクラブで、2007年から中国リーグに参加している。2010年に3部リーグで2位となり、このところは2部で中位に入ってくるクラブというような立場であった。
しかしこのところ不動産会社であるオーナー企業の業績が良いためか大きな投資を行っており、監督にもマヌエル・カジュダ、ドラゼン・ベセクなど外国人指導者を招へいし、短期間でコロコロと替えている。
今季はクロアチア人のゴラン・トミッチ氏が監督を務めていたが、既に昇格の可能性がなくなったためか今季限りでの契約終了が決定。
そして、来年からはあのブラジルの名将ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ氏(ロナウジーニョとはフラメンゴ時代に師弟関係だった)を招へいすることが決定している。
天津松江はロナウジーニョを獲得するために大きな資金を投入するのではないかと推測されており、驚きの移籍が行われる可能性もあるようだ。
一方、『Lancenet』は「コリンチャンスUSAがロナウジーニョの獲得を考えている」と報じている。
コリンチャンスUSAは、もちろんブラジルの名門コリンチャンスがアメリカに設立した傘下クラブであり、アメリカのコースト・サッカー・リーグに参戦している。
監督はかつてコンサドーレ札幌に所属したことで知られるホベルッチが務めており、MFとしてジュビロ磐田や横浜F・マリノスでプレーしたロドリゴ・グラウが所属している。
将来的にはCONCACAFチャンピオンズリーグに出場するという夢を持っているクラブではあるが、現状ではさすがに厳しそうな気もするが……
なお、メディアではその他に現役引退という可能性も示唆されている。