28日のマンデーナイトに行われたプレミアリーグ第7節のWBA対エヴァートン戦。

試合は2-3でエヴァートンが勝利し、リーグテーブルで5位に浮上した。

試合を優位に進めていたのはホームのWBAだった。

41分、ギャレス・バリーのパスミスをジェームズ・モリソンが拾い前線へパスを送ると、ここにサイード・ベラヒーノが走り込んでシュートを放ち先制点を獲得する。続く54分にもWBAはコーナーキックからクレイグ・ドーソンがヘディングでゴールを流し込み、2-0に。試合はここで決まったはずだった。

しかし、エヴァートンは反撃を開始する。

55分、ジェラール・デウロフェウのクロスにロメル・ルカクが頭で合わせて1点を返すと、75分にはルカクとのコンビネーションで抜け出したアルナ・コネが豪快にネットをこじ開け2-2に。そして84分、デウロフェウのクロスに再びルカクが押し込み、2-0からの大逆転劇を完結!エヴァートンが敵地で2-3と勝利した。

今シーズンのプレミアリーグではアウェイチームが敵地で勝利するケースが多くなっており、今回のWBA対エヴァートン戦もそのような展開となった。サッカーの世界では「2-0は危険なスコア」という謎の通説があるが、WBAにとってその言葉通りのものとなってしまった。

そんななか、『Opta』がこんなデータを紹介していた。

『Opta』によれば、プレミアリーグの歴史上、差が2点以上ついた試合は全部で4144あったのだそうだ。これにはもちろん昨夜のWBA対エヴァートン戦も含まれているわけだが、そのうちその点差をひっくり返して逆転勝利したケースはわずか71件のみであったという。

これは割合でいうと、1.71%である。さらに、この71回のうちエヴァートンは2度2点差以上をひっくり返しているのだそうだ。

以前Qolyでは、2014-15シーズンのプレミアリーグ全380試合を対象に『「2-0」は本当に危険なスコアなのか?』を調査したが、この時「2-0」から逆転に成功したケースは2-0という状況になった全試合のうちの2.06%であり、この数値と近いものになっている。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介