就任2シーズン目ということもあり、今シーズンこそタイトルの獲得が期待されるルイス・ファン・ハール体制のマンチェスター・ユナイテッド。

しかし新シーズンが開幕して早々、指揮官はあることに頭を悩ませている。

それは負傷者の多さである。

すでに大きく報じられた通り、先週行われたUEFAチャンピオンズリーグのPSV戦で今季ここまで好調だったDFルーク・ショウが複合骨折という重傷を負い、長期の離脱が決定。また、フィル・ジョーンズが開幕直前に血栓症にかかっており、なかなか出場機会を確保できていない。

さらに、今週に入ってパディ・マクネアが負傷したことをファン・ハール監督は明かしており、左サイドバックのマルコス・ロホもハムストリングスを痛め数週間の離脱が決定。

これにより、先日行われたイプスウィッチ・タウンとのキャピタル・ワン・カップではコンディションが万全ではないジョーンズを急遽ベンチ入りさせ、先発メンバーの最終ラインはアントニオ・バレンシア、クリス・スモーリング、ダレイ・ブリント、アシュリー・ヤングという4名だったという。

こうした現状を踏まると、怪我の情報が伝わってこないDFはブリント、スモーリング、ダルミアン、バレンシアの4名のみということになる。しかし、ブリントは今シーズン、ユナイテッドの全試合に出場しており、ファン・ハール監督も休養が必要であることを認めている。

となると、これから数週間の間ではさらにやりくりが難しくなってくるため、最終ラインの人選が大変になるのだが…ファン・ハール監督はこの危機をどう乗り切るのだろうか?

なお、ユナイテッドは今週末にサンダーランドと対戦予定。来週ミッドウィークにはホームでUEFAチャンピオンズリーグのヴォルフスブルク戦に挑み、来週末はアウェイでアーセナルとの大一番を控えている。

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