MLSでも大ハッスル中のディディエ・ドログバ。

先日行われたニュー・イングランド・レヴォリューション戦で1ゴール1アシストと大活躍したばかりなのだが、23日に行われたシカゴ・ファイヤー戦でも先制ゴールを奪って見せた。

39分、右サイドからのクロスにこの豪快なヘディング!

競り合っていた選手が倒れたためフリーだったが、「流す」というよりは「叩きつける」といった感じの強烈なヘディングでゴールを決めたドログバ。青色のユニフォームがなんだかチェルシー時代を想起させる。

ちなみにドログバにクロスボールを供給し、このゴールをアシストしたのはウェスト・ハムやアストン・ヴィラで長くプレーしたMFナイジェル・リオ=コーカーである。

エネルギッシュなMFで、当時アストン・ヴィラを率いていたマーティン・オニール監督に「走れるマケレレ」と称されたリオ=コーカー。2007年に行われたU-21欧州選手権ではU-21イングランド代表のキャプテンを務め、A代表入りも近いと目された選手だ(2006年ワールドカップではサブメンバー入り)。

ヴィラ退団後はボルトンやイプスウィッチを経由し、2012年にバンクーバー・ホワイトキャップスへと移籍。その後はチバスUSAに活躍の場を移し加地亮と同僚になった。シーズン後、チームは解散し分配ドラフトが行われたのだがレオ=コーカーに声はかからず、この1月にモントリオール・インパクトへとフリーで加入していた形だ。

2015年シーズンはここまで20試合以上に出場しているリオ=コーカー。今季からチームに加入したがキャプテンを務めることもあるようで、やはり今でも統率力には定評があるらしい。

ちなみに、日本では「レオ=コーカー」と表記されることの多いこの選手だが、アメリカ実況は「リオ=コーカー」に近いアクセントで発音している。

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