9月19日、『Daily Star』は「マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表DFマルコス・ロホは、今夏モナコに移籍することが決定的になっていた」と報じた。
昨年夏にスポルティング・リスボンからマンチェスター・ユナイテッドに加入したマルコス・ロホ。保有権を第三者が所有していたことで交渉が複雑になり、最終的に1600万ポンド(およそ21.7億円)の資金が動いた取り引きだった。
しかし今夏彼はパスポートの問題によってアメリカで行われたマンチェスター・ユナイテッドのプレシーズンツアーを欠場することになり、それがルイス・ファン・ハール監督の逆鱗に触れたという。
これによって構想から外れたロホは、フランス代表FWアントニ・マルシャルの獲得交渉において、取り引きの1部として譲渡される可能性がかなり高くなっていたとのことだ。
しかし、レアル・マドリーとの綱引きが行われていたダビド・デ・ヘアの契約交渉を議論していた際、代理人のジョルジュ・メンデス氏がそれに介入したことにより、ロホの譲渡は直前で撤回されたようだ。
今夏モナコはチュニジア代表DFアイマン・アブドゥヌール、フランス代表DFレイヴァン・クルザワの2名を放出しており、現在も守備の層がかなり薄い状況だ(ファビオ・コエントラォンは中盤起用されている)。
左も中もこなせるマルコス・ロホはおそらくモナコにとっては願ってもない人材であると考えられ、その獲得に失敗したと考えれば比較的合点がいく構成になっている。
なお、水際で踏みとどまった格好になったマルコス・ロホは、ルーク・ショウが重傷を負ったことによって日曜日のサウサンプトン戦でスタメン起用されることが予測されている。