9月18日、イタリア・セリエAのインテルは「ジェネラルディレクターを務めていたマリオ・ファッソーネ氏が辞任することになった」と公式発表した。
マルコ・ファッソーネ氏は1964年生まれの51歳。2003年にユヴェントスのマーケティングディレクターとしてサッカー界に進出し、新スタジアム建築計画や商業部門の発展を行い、中国市場の拡大などを行った。
2009年にはナポリに移ってディレクターを務め、主に海外市場でのブランド強化、スタジアムの問題に対処する役割を担った後、2012年夏にインテルと契約した。
その後マネージングディレクター、ジェネラルディレクターなどの役割でインテルの経営拡大に動いていたものの、先日突然クラブから辞任が発表された。
『Gazzetta dello Sport』などの報道によれば、契約は2016年まで残っていたにもかかわらず、クラブとの関係が悪化したこと、エリック・トヒル会長の計画が変更されたことからの辞任であると言うことだった。
『Il Giornale』の取材に応えたマリオ・ファッソーネ氏は、この辞任に対して以下のように話し、全く予想していなかったことを明かした。
マリオ・ファッソーネ
(インテル 前ジェネラルディレクター)
「私はそれを期待していなかった。移籍マーケットでの仕事に対する圧力? マーケットでは我々は1800万ユーロ(およそ24.4億円)の赤字だったが、それは全てエリック・トヒル会長が合意していたものだ」
なお、他のメディアによれば、インテルがこの数年無駄な支出を行ったことを理由にスケープゴートとして解任されたのではないかとのことである。
マリオ・ファッソーネ氏の権限は現在CEOを務めているマイケル・ボーリングブローク氏に集中することになり、ディレクターの後任にはもしかしたらイバン・コルドバ氏が監査役として復帰するのではないかとも言われている。