11月に予定されている国際親善試合、スペイン対イングランド戦の試合会場が変更になるようだ。

英国『Independent』が伝えている。

強豪国同士のこの一戦は、もともと11月13日にサンティアゴ・ベルナベウで開催される予定だった。両チームは10月にEURO予選の第9節と第10節を戦い、ともに2位以上での通過が有力視されていることからこの11月にフレンドリーマッチが行われることが決定した形だ。

しかし、試合開催のおよそ2ヵ月前というこのタイミングで試合会場が変更になったらしい。そしてその理由は、スペイン代表DFジェラール・ピケにあるのだという。

バルセロナ生まれバルセロナ育ちのピケは、カタルーニャ州の独立を度々訴えており、これまでにも代表戦の際にスペイン国民からブーイングを受けている。また、ピケは昨シーズンのバルセロナ優勝セレモニーでレアル・マドリーを挑発するようなコメントをしており、今シーズンのUEFAスーパーカップでもそうした言動がカメラに収めらていた

今回試合が行われるのはレアル・マドリーの本距離サンティアゴ・ベルナベウであり、さらに厳しい罵声がピケに対して飛ぶ可能性がある。そのためスペインサッカー連盟はそうしたリスクを避けようと開催地の変更を決めたようだ。

試合会場の決定にはスポンサーやテレビ放送、サポーターの移動などに影響を及ぼす。それだけに開催地の変更はよっぽどのことがない限りは行われないのだが、自治州による独立意識の高いスペインならではの事情と言えそうだ。

なお、試合はエルクレスのホームスタジアムであるホセ・リコ・ペレスで行われることになるという。

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