ついにケヴィン・デ・ブライネのマンチェスター・シティ移籍が決まった。

6年という長期契約を結んだ24歳のベルギー代表MFは「選手として出来る限り最高のレベルに達したい。最も大事なことはシーズン終わりにハッピーになれることと、タイトルを得ることだと思う」と意気込みを口にしていた。

ヘンク時代から将来性を高く評価されていたデ・ブライネ。チェルシーでは重要な存在となれなかったが、2014年1月に加入したヴォルフスブルクでは如何なく実力を発揮してみせた。

その証拠のひとつと言えるデータをOptaが提示している。 2014-15シーズン、5大リーグにおいて最も多くのアシストを記録したのがデ・ブライネだという。

その数20!チームの総得点の3割近くを彼が演出していたことになる。

攻撃的MFとしての才能を兼ね備えているデ・ブライネの最たる特性はプレービジョンの広さと空間把握能力にある。トップスピードにおいても、周囲の位置取りを把握しながら、左右の両足でグラウンダー、ロブ、ライナーなどあらゆる球質のボールを駆使しチャンスを演出する。 彼にはクロッサーというイメージはあまりないが、フリーにするとまず間違いなく危険なボールが供給される。今や世界屈指のチャンスクリエイターと言えるはずだ。

プレミア再上陸を前に、昨季のアシストシーンを振り返ってみよう。

シティの次節は来月12日のクリスタル・パレス戦、その4日後にはCLユヴェントス戦も控えている。古巣チェルシー戦は行われたばかりのため次戦は来年4月とちょっと先の話になるが、それまでに真価を発揮することはできるだろうか。

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