『Gazzetta dello Sport』など各メディアは、「ACミランのシニシャ・ミハイロヴィッチ監督は、チームは昨年から何も変わっていないと嘆いた」と報じた。
昨日行われたエンポリ戦で2-1と勝利を収めたものの、試合内容では極めて苦しいものになり、敗北していてもおかしくなかったミラン。
チームを率いているシニシャ・ミハイロヴィッチ監督は試合後のインタビューで以下のように話し、昨年と違うのはカルロス・バッカ+ルイス・アドリアーノの2名が入ったことだけだと答えた。
シニシャ・ミハイロヴィッチ
(ミラン監督)
「まるで負けたような気分だ。昨季から何も変わっていない。あまりにも多くのピンチがあり、エンポリの点が入った時は気を失いそうだった。
チャンスはなかった。我々が勝つことが出来た唯一の理由は、二人のストライカーが何もないところからゴールを奪ってくれたという点だ。
今夜我々が手にしたものは結果だけだ。失点するまではそれなりにやっていたが、それからはただ崩壊していった。チームはあまりにも臆病だった。
我々はそれらの全てを心に入れて努力しなければいけない。この週しっかり良いトレーニングをしていく。試合においては、正しい動きをしなければストライカーはボールを受けられない。
精神面のレベルで我々は何か手を入れなければいけない。なぜなら、そのようなことを継続できないからだ。攻撃は強力であるが、彼らは支援を必要としている。さもなければ、彼らでも得点は出来ない。
今日2得点を奪えた唯一の理由は、彼ら自身が自分でチャンスを作ったからだ。中盤はあまりいい動きをせず、リスクを冒さず、責任も取らなかった。いつも単調で、エンポリを崩そうともしていなかった。
明らかに、私がやらなければならない最大の仕事は精神面の改革だ。我々は良くやっていると今夜までは思っていた。
ミランは1年前にこの試合に負けた。しかし、その理由は『1年前にはこの2人のストライカーがいなかった』というだけだ。他には何も変化していない。
チームが恐れを抱いている理由は分からない。サン・シーロが特別な雰囲気になることは知っているが、その中で我々は多くの個性を見せなければいけない。
私は、選手がこの恐れをはね除け、サッカーをする喜びを再発見できるようにしなければならない。彼らの頭の中の何かが間違っている。
私は責任を取る。私の仕事は、勇気と決意をこのチームに植え付けることだ。この過去の幻影を追い払うことが出来れば、チームは上手くやれると思う。
2週間後はダービーだ。この間にチームは別のものになると確信している」