レアル・マドリーは23日のリーガ開幕戦、昇格組のスポルティング・ヒホンを相手にスコアレスドロー。プレシーズンを含め早くも今季5試合目の無得点試合により、ラファエル・ベニテス監督率いる新チームに対して疑問の声が広がりつつあった。

しかし29日、今季のホーム開幕戦となったレアル・ベティスとの一戦で、マドリーはそうした批判に大量得点という形で応える。特に素晴らしいパフォーマンスが、この選手だ。

試合前日、愛娘サロメちゃんとの微笑ましいツーショットを公開していた10番のハメス・ロドリゲス。

ヒホン戦は控えに回った彼がこの試合先発出場を果たすと、開始早々の2分に完璧なクロスでギャレス・ベイルの先制点をアシスト。そして39分、今度は自身でフリーキックを豪快にゴールへ叩き込む。

右サイドのあまり角度のないところから、強烈すぎる一発! 今季初ゴールを奪う。

さらに後半、カリム・ベンゼマのゴールでリードを広げた直後の49分には、再びハメスの左足がスーパーゴールを生み出した。

トーニ・クロースの鋭いパスをエリア内で受けると、トラップで浮いたボールを華麗なオーバーヘッドキックでシュート。これが見事にゴールネットを揺らし、1部へ復帰したばかりのベティスに対して力の差を見せつけた。

その後、終盤にベイルがこの日2点目となる強烈なミドルシュートを決めたマドリー。5-0の大勝で今季初勝利を手にした。

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