この夏移籍した選手の中でも、序盤から鮮烈な活躍を見せている選手の一人が、ブラジル代表のドウグラス・コスタだ。

シャフタール・ドネツクで5年半を過ごし、4000万ユーロ(およそ41億円)の移籍金でバイエルン・ミュンヘンに加わった24歳の攻撃的MF。バイエルンといえば「ロベリー」の愛称で知られるアリエン・ロッベンとフランク・リベリが攻撃のキーマンだが、リベリが負傷離脱している現在、その穴を完璧に埋めているドウグラス・コスタには大きな注目が集まっている。

そんなドウグラス・コスタが29日、3-0で快勝したレヴァークーゼン戦において、こんな妙技でもファンを魅了した。

ご存知ヒールリフトで鮮やかに相手を交わし、スタンドからは大歓声。バイエルンの公式Twitterも思わず稀代のテクニシャン、元ナイジェリア代表のジェイ=ジェイ・オコチャの名前を出してそのプレーをたたえた。

「オコチャがホームにいる!信じられない!」

2008年にトップチームデビューを飾ったグレミオでは、その類まれなテクニックから同クラブ出身のレジェンド、ロナウジーニョとも比較されたドウグラス・コスタ。ロナウジーニョに比べると守備などへの献身性も備えチームプレーヤーとして優秀な彼が、バイエルンの新たなスターになろうとしている。

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