8月28日、オーストラリアプロサッカー選手組合(PFA)は「ブリスベン・ロアのオーストラリア代表MFルーク・ブラタンは、給与未払いのためにチームを離れる」と発表した。

ネイザン・ルーク・ブラタンは1990年生まれの25歳。イングランド生まれであるが若くしてオーストラリアに渡り、ブリスベン・ロアの下部組織で育ったセンターハーフである。


U-20代表として活躍した後、2013年あたりからブリスベン・ロアでレギュラーとして出場するようになり、軽やかなゲームメイクでチームを操る司令塔として活躍した。

彼はまだブリスベン・ロアとの契約が残っていたものの、発表によればブラタンはクラブの給与未払いを理由として契約を打ち切りたいという希望を組合に提出し、独立した仲裁人の管理の下、その要求が認められることになったとのこと。

ブリスベン・ロアはまだ公式サイトでそれを発表しておらず、皮肉にもサイトのトップはブラタンがオーストラリア代表に選出された(怪我のジェディナクと交換)という報告になっているが、既に組合側が決定したのであればクラブ側に選択の余地はない。

今夏極めて厳しい経営状況に陥っているブリスベン・ロアは、選手やスタッフに支払わなければならない給与の延滞が続いている。

クラブを所有しているバクリー・グループはその権利を売却するための交渉を進めていると言われているが、まだ具体的な進展はみられていない状態にある。

なお、ブラタンは『FourFourTwo』によると欧州のクラブに移籍することを目指すとのことで、現在はイングランド2部のブライトン・ホーヴ・アルビオンが彼に関心を寄せているという。

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