8月26日、『AS』は『Cadena SER』のレポートを引用し「リーガ・エスパニョーラのバルセロナは、モナコのフランスU-21代表FWアントニ・マルシャルの獲得を検討している」と報じた。

アントニ・マルシャルは1995年生まれの19歳。リヨンの下部組織で育成され、2013年に若くしてモナコに移籍したストライカーである。

加入当初は前線の層が厚く出場機会は限られていたものの、昨季はレギュラーを奪取し35試合に出場するなど存在感を発揮し、9ゴールを決めた。

豊かなスピードと巧みなドリブルを持っている選手で、最前線の他にウイングもこなすことが出来る器用さも備えていることで知られる。

モナコは彼の価格を2000万ユーロ(およそ27.2億円)に設定しており、それ以上のオファーであれば受託する用意があるとのことで、バルセロナは現在からの獲得を検討し継続的にチェックしているという。

また、『Sport』は「バルセロナは、ディナモ・キエフのウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコの獲得に向かっている」と報じている。

ヤルモレンコは既に2500万ユーロ(およそ33.9億円)でエヴァートンに移籍することに合意していると報じられているが、バルセロナはチャンピオンズリーグに出場できること、そして1月までディナモ・キエフに貸し出すことを武器に接近しようとしているという。

バルセロナが支払うのは交渉終了後に500万ユーロ(およそ6.8億円)、1月に500万ユーロ、そしてシーズン終了後に1000万ユーロ(およそ13.6億円)であり、総額ではエヴァートンに劣る2000万ユーロ(およそ27.2億円)程度になるが、交渉では上記の武器を利用して説得を行うとのこと。

先日ペドロ・ロドリゲスをチェルシーに放出し、さらにネイマールもなかなか怪我で戻って来られない状況のバルセロナ。1月まで選手登録が禁止されているものの、今夏新戦力としてさらにヤルモレンコをも確保したいと考えているようだ。

ただ、『Mundo Deportivo』はそのレポートを否定しており、バルセロナからディナモ・キエフへの関心は確認されていないと伝えている。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介