8月25日、欧州サッカー連盟は「木曜日に発表される新たなフランス代表チームに入るかもしれない5名の選手たち」という記事を掲載した。

EURO2016の開催を控えているフランス代表。親善試合という形で大舞台の準備を進めているわけだが、今年に入ってからの4試合でなんと3敗。ブラジル、ベルギー、そしてアルバニアを相手に黒星を喫している。

調子が上がらない中でディディエ・デシャン監督はメンバーを今回入れ替えることを明言しており、新しい選手が入ってくることが予想されている。

新星レ・ブルーのユニフォームに袖を通すことになるのはいったい誰なのか? Qoly編集部による解説もプラスしてご紹介する。

アテム・ベナルファ(ニース)

昨季は多くのトラブルに見舞われ、半年間サッカーから遠ざからざるを得なかった悲運のアタッカーである。ニューカッスル・ユナイテッドからハル・シティへ貸し出され、1月にニースと契約した。

しかしニューカッスルでU-21プレミアリーグに出場していたことをFIFAから指摘され、1シーズンで3チーム目のプレーは国際的に禁止されていることからニースでの選手登録が不可能に。リザーブの試合が公式戦として認められるという異色の裁定には批判もあった。

その苦難の状況を耐え、ベナルファは今季戻ってきた。カーン戦では全盛期を思い起こさせるドリブルからゴールを奪い、ブランクを感じさせない活躍を見せている。

これまで13キャップを記録してきたが、2012年以降は一度も招集されていない。しかし、今回は彼を無視することは難しいかもしれない。

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