プレミアリーグ第2節、マンチェスター・シティとの大一番に挑んだチェルシー。試合は0-3の完敗に終わった。

開幕節をスウォンジーと引き分けていたチェルシーは、これで2節を消化し1分1敗。8月に黒星を喫するのは実に9年ぶりのことであり、同時期の無敗記録は28でストップした形だ。

アーセナルとのFAコミュニティ・シールドにも敗れ、チェルシーは未だ公式戦で勝利がない。プレミアリーグのリーグテーブルで16位に沈んでいるのだが、今回のシティ戦での黒星を受けてちょっと興味深い事実が判明したようだ。

なんでも、ここ最近のプレミアリーグでチェルシーを破ったチームの監督の頭文字には、必ず"P"がついているのだという。

チェルシーがリーグ戦で敗れた6つの試合のスコアとその詳細を見てみよう。

2013-14シーズン 第32節
クリスタル・パレス 1 - 0 チェルシー
相手チームの監督:Tony Pulis

2013-14シーズン 第35節
チェルシー 1 - 2 サンダーランド
相手チームの監督:Gus Poyet

2014-15シーズン 第15節
ニューカッスル・ユナイテッド 2 - 1 チェルシー
相手チームの監督:Alan Pardew

2014-15シーズン 第20節
トッテナム 5 - 3 チェルシー
相手チームの監督:Mauricio Pochettino

2014-15シーズン 第37節
WBA 3 - 0 チェルシー
相手チームの監督:Tony Pulis

2015-16シーズン 第2節
マンチェスター・シティ 3 - 0 チェルシー
相手チームの監督:Manuel Pellegrini

この通りである。

チェルシーは2014年3月29日からプレミアリーグで計6敗を喫しているのだが、その対戦相手の監督はいずれもファミリーネームの頭文字が"P"。ちなみに、2013-14シーズン第30節でもチェルシーはアストン・ヴィラに1-2と敗れているが、この時ヴィラを率いていたのはPaul Lambertだったという。

今シーズンのプレミアリーグでペジェグリーニ監督以外に名前の頭文字に"P"がつくのは三人いる。

クリスタル・パレスのAlan Pardew、トッテナムのMauricio Pochettino、WBAのTony Pulis。いずれもモウリーニョから白星を奪ったことのある指揮官であり、チェルシーは次節トニー・ピューリスが指揮するWBAと、次々節アラン・パーデューが指揮するクリスタル・パレスと対戦するというから、偶然にしてはできすぎである。

以前、マンチェスター・ユナイテッドが欧州カップ戦の舞台でバイエルンやバルセロナ、バーゼル、ビルバオといった頭文字に"B"がつくチームに敗れ敗退していった際、"Why Always B?"という言葉が一部ファンの間で話題となった。

これは、マリオ・バロテッリがマンチェスター・ダービーでゴールした際に着ていたシャツにプリントされていた"Why Always Me?"というメッセージを文字ったものだが・・・今シーズンは"Why Always P"という言葉が誕生するかも?

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