世界中が注目したビッグマッチ、マンチェスター・シティ対チェルシー戦。
イングランドを代表する2チームの激突ということで、その行方を固唾を飲んで見守った日本のファンも少なくないはず。
いわゆる“黄金世代”のストライカーで、Jリーグきっての海外サッカー通でもあるあの選手もこの試合を存分に楽しんだようだ。
大宮アルディージャに在籍するFW播戸竜二だ。
本日8月2日(日)は、播戸竜二選手の36歳の誕生日です!バンちゃん、HAPPY BANTHDAY! #ardija #挑む #Jリーグ #11播戸 #誕生日おめでとう #HAPPYBIRTHDAY #ハッピーバンスデイ pic.twitter.com/q1sOi0B6lW
— 大宮アルディージャ 公式 (@Ardija_Official) 2015, 8月 2
播戸が所属する大宮は15日、アウェイで愛媛FCに3-1と敗戦。播戸はこの試合でベンチ外となり出場することはなく、翌日この世界的大一番をテレビで観戦していたようだ。
オフシーズンには積極的にヨーロッパへと足を運び、『スカパー!』のセリエA中継でスペシャルリポーターを務めることもある播戸。1999年のワールドユース決勝でチャビ・エルナンデスと、2008年のクラブワールドカップではクリスティアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニーといったスーパースターと対戦している。
そんな播戸がこの試合後に書き上げたブログの内容が、それはもう力の入ったものだった。
ビッグマッチを終えて。①
「興奮して、 すぐに寝れそうにありません。
それくらいの試合でした」
播戸竜二 OFFICIAL BLOG
播戸はこの日、J1の試合もチェックしていたという。しかし、この試合は観戦中に眠ってしまったことを正直に告白しており、それを認めた上で「どうやればJリーグがこのレベルに近づけるのかを、考えたいと思います」と記し、このビッグマッチからJリーグが学ぶべきことについて書き始めた。
播戸が記したブログの内容は、実に赤裸々である。
ビッグマッチを終えて。①
「まずは選手。
一人一人の戦い。
ハリル風に言うと『デュエル』
これが凄まじかった。
Jリーグの10倍は激しかった」
播戸竜二 OFFICIAL BLOG
球際やスキル、戦術といった側面にとどまらず、サポーターやレフェリー、スタジアム、中継についても四つの記事にわたって厳しく指摘。自らの考えをストレートに表現しており、サッカー専門誌の分析を疑問視するなどかなり“攻めた”内容になっている。
しかし、播戸は「全てはサッカーを良くしたい。Jリーグを良くしたい。っていう気持ち」で今回のエントリーを手首が痛くなるまでして執筆しており、その意気込みは冒頭の「選手は、この試合を見て、何かを感じないといけない」という一文からも窺い知れる。
播戸竜二という選手のサッカー愛がひしひしと伝わってくる今回のブログ。本人が「いろいろ辛口やけど、どの記事よりも面白いと思うよ。(笑)」と語るように、サッカーに携わる全ての人に読んでほしい渾身の内容だ。
【外部リンク】播戸竜二 OFFICIAL BLOG - ビッグマッチを終えて。①
【外部リンク】播戸竜二 OFFICIAL BLOG - ビッグマッチを終えて。②
【外部リンク】播戸竜二 OFFICIAL BLOG - ビッグマッチを終えて。③