死闘となったUEFAスーパーカップ、バルセロナ対セビージャ戦。

試合は開始16分以内に直接フリーキックが3本決まるという珍しい展開でスタートしたのだが、バルセロナがゴールをたたみかけ一時は4-1とリードする。しかし、EL王者のセビージャは57分から一気に3ゴールを奪いスコアは4-4で延長戦へ。

PK戦に突入してもおかしくはない展開だったが、勝負を決めたのはペドロ・ロドリゲスだった。

115分、リオネル・メッシのシュートのこぼれ球にペドロはしっかりと反応し、値千金の決勝ゴールをゲット。

ルイス・スアレスの加入以降すっかり出場機会を減らし、この夏他クラブへと移籍するのではないかと報じられるペドロだが、生まれ育ったクラブにまた一つタイトルをもたらしたのだった。

ゴール直後、コーナーフラッグの方へと走り喜びを全力で表現したペドロ。その姿にはこれまでの鬱憤を晴らしたい気持ちが滲みでていたが、試合後の表彰式で見られたあるシーンが話題となっている。

こちらは、UEFAのミシェル・プラティニ会長からキャプテンのアンドレス・イニエスタへと優勝トロフィーが手渡される直前のシーンである。

画面右端の選手がペドロであるが、他の選手がトロフィーを見つめトロフィーが掲げられる瞬間を待っているのに対し、どこか遠くを見つめ寂しそうな表情をしている。

「心ここにあらず」とはこのことである。

映像で見るとこんな感じ。

カップを掲げた瞬間もチームの輪の中に積極的に入っていこうとせず、かなり外側からその様子を眺めている。

もちろんこれはかなり意地悪な見方だが、試合を決めた選手だけにさすがに気になるシーンであった。ペドロの心は、すでに他クラブにあるのだろうか?

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