8月12日、ついにローマへの加入が決まったエディン・ジェコ。マンチェスター・シティでは活躍しながらもそれに見合った立場を与えられず、悔しい終わり方になってしまった。

しかし代表で同僚の親友ミラレム・ピャニッチとのコンビがローマでも実現することになり、再ブレイクの準備は整ったといえる。

ローマの公式サイトは、そんなジェコについて知っておくべき10の事実という記事を掲載した。

「ダイヤモンド」

ボスニア・ヘルツェゴビナでは、ジェコは『ボサンスキ・ディヤマント』と呼ばれている。それは『ボスニアのダイヤモンド』とざっと訳すことが出来る。

このニックネームは、2009年3月に行われたベルギー代表との試合でファンタスティックなゴールを決めた彼に対して、コメンテーターのマルヤン・ミヤイロヴィッチが名付けたものである。

初ゴール

彼は2007年6月2日に行われたトルコ戦でA代表でのデビューを果たしている。しかし彼がデビューを果たした時、あまり良い状況ではなかった。

ボスニア・ヘルツェゴビナは前半のうちに1-2と後れを取っていた。しかしジェコは前半終了間際に驚くべきボレーシュートを決め、3-2の逆転勝利に貢献した。

ハットトリックで代表最多得点記録

もしその国の最多得点者になることがあったら、出来ればスタイリッシュに決めたいものだ。

2012年9月7日に行われたリヒテンシュタイン戦で、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表は8-1と勝利を収め、ジェコはハットトリックを決めた。

この3ゴールで彼は通算得点数を24に伸ばし、エルヴィル・ボリッチを2つ上回り歴代最多得点者となった。

【次ページ】その2