8月2日、『Il Tempo』は「イタリア・セリエAのローマは、数日中にボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコの獲得を発表できる」と報じた。
先日からマンチェスター・シティとの間で行われている移籍交渉の進行については諸説あるものの、少なくとも一定の合意を得られるまでには近づいているようだ。
当初はマンチェスター・シティが3000万ユーロ(およそ40.7億円)の希望額を崩さず金銭的に大きな差があり、ローマはコートジボワール代表FWドゥンビア・セイドゥの譲渡を提示したが即座に断られたと言われていた。
しかしここに来てシティ側は価格を大幅に妥協し、ローマが提示する1800万ユーロ(およそ24.4億円)+ボーナス最大500万ユーロ(およそ6.8億円)、あるいは1部を後払いにするという条件に原則的に同意したとのことである。
またジェコ自身も大幅な減給を受け入れており、年間500万ユーロ(およそ6.8億円)という条件でローマ入りに同意しているという。
そして、先日から報じられていたブラジル人MFジェルソン(フルミネンセ)についても、ローマがかなり接近することに成功しているという。
彼はバルセロナに優先交渉権があり、ユヴェントスも興味を示していると言われていたが、ローマが1800万ユーロ(およそ24.4億円)という額を提示して割り込みに成功したという。
ジェルソン・サントス・ダ・シウヴァは1997年生まれの18歳。ブラジルU-20代表の中心選手であり、新しいポール・ポグバとも評価を受けている才能豊かなセンターハーフである。
問題は保有権と外国人枠。彼の権利は様々な投資ファンドに渡っているため、ローマが購入するのは70%程度になるのではないかと言われている。そしてEUのパスポートを持っていないことから、マルキーニョをフルミネンセに放出して獲得するのではないかと推測されている。