7月26日、『パリ・フット・ゲイ』は公式Facebookで「会長を務めているジュリアン・ポントが、パリ中心街で暴漢に襲われ負傷した」と発表した。

Chers internautes,Voilà la dernière interview que donnera le président du Paris Foot Gay, pour le média Yagg dans le...
Posted by Paris Foot Gay on 2015年7月27日

パリ・フット・ゲイ(PFG)は同性愛者差別と戦うことを目的とする団体。元フランス代表MFヴィカシュ・ドラソーやファッションブランドのアニエスベーなどが主催して2003年に設立した組織であり、かつてのPSG会長アラン・カイザックが名誉会長を務める。

サッカーのアマチュアクラブとしても活動しており、リーグアンの複数クラブやナイキ、パリ市長などとパートナーシップを結び、同性愛差別の撲滅やHIV予防の啓発活動などに力を入れている。

『Le Huffington Post』などの記事によれば、ジュリアン・ポント氏は土曜日の夜にパリの11区をパートナーとともに歩いていたところ、3名の青年に声を掛けられ、タバコをくれないかと求められたという。

ポント氏がそれを拒否したところ、同性愛者を侮辱する言葉を掛けられるとともに、何らかの武器によって攻撃され、顔や腕に傷を負ったとのことだ。

フランスでは今月初め、世界水泳選手権で2度の銅メダルを獲得した女子水泳選手(バタフライ)メラニー・エニークが反同性愛主義者によって襲撃されたばかり。

レズビアンであることを公言しているメラニーはこれによって鼻を骨折する大怪我を負い、現在ロシアのカザンで行われている世界選手権に出場することが不可能になってしまっている。

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