チェルシーがウェンブリーをホームスタジアムとして使用することになるかもしれない。『ESPN』が伝えている。

シーズン序盤からプレミアリーグで独走し、見事5年ぶりとなるリーグ制覇を成し遂げたチェルシー。

その盤石な戦いぶりはまさしく「モウリーニョのチーム」と呼ぶに相応しく、第3節エヴァートン戦から274日連続で首位に立ち続けた。新シーズンではリーグ連覇はもちろん、モウリーニョ政権で初となるCLのタイトルも狙ってくるはずだ。

さて、そんなチェルシーには現在ホームスタジアムの拡張案が出ている。

この拡張計画ではキャパシティを6万人ほどに増加する予定であるのだが、完成には3年ほどかかり、この期間スタンフォード・ブリッジを使用することはできない。そのため、チェルシーはホームスタジアムの代替地としてトゥイッケナムやウェンブリーを使用するのではないか、と以前から報じられていた。

そして今回『ESPN』が報じたところによれば、チェルシーはウェンブリー側とすでに予備交渉を行ったようで、年間1100万ポンド(およそ20億8000万円)の使用料を支払う用意があるという。

ウェンブリーはスタンフォード・ブリッジと同じロンドン市内に位置するスタジアム。ファシリティは世界最高クラスであり、UEFAのスタジアムカテゴリーでは最高評価の「4」を獲得している。

なお、同じロンドンのライバルであるトッテナムも現在新スタジアムの建設を計画しており、その期間の代替地としてウェンブリーを候補にあげているという。しかし、トッテナムが提示する使用料は年間800万ポンド(およそ15億1000万円)と言われており、交渉ではチェルシーがややリードしているようだ。

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