チェルシーからアーセナルへと移籍したGK、ペトル・チェフ。

チームやサポーターに向けて真摯なメッセージを送ったチェフにはチェルシーからも11年間の勤めに対し、感謝が告げられている。ただ、宿敵への移籍とあって、一部ファンからは“死の脅迫”も受けていた。

この件について、チェフ本人が言及したと『Telegraph』が伝えている。それによればチェフはこのように述べたという。

「本当のファンたちが私に送ったメッセージは嫌みのない、ポジティブなものだ。本当のファンたちは私がやったこと、そして私が残した遺産について認めることだろう。ネガティブなメッセージを私に言い残していった人達もいる。だが、彼らは本当のチェルシーファンではない」

チェフは“ネガティブ”という表現を用いたが、同紙では「脅迫や罵倒したファン」についての言及だとしている。

チェルシーとの契約が残り1年となっていたチェフ。監督のジョゼ・モウリーニョはアーセナルに行かせたくなかったものの、オーナーのアブラモヴィッチがチェフのチェルシーにおける伝説的地位に敬意を払い、(移籍先を)自由に選ぶことを認めたという。

そして、チェフはモウリーニョについてはこのように語ったとのこと。

「ジョゼは世界で最高の監督のひとりであり、私たちの関係は変わらなかった。だが、昨季彼はティボー・クルトワを起用した。それでも私たちは互いにリスペクトし合っている。彼は彼の決断をし、僕は僕の決断をした。私たちはいい会話をした。彼が僕の残留を望んでいたことは分かっているよ。でも仕方がない、世の中はこういうものさ」

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