『Telegraph」は「イングランド・プレミアリーグのアーセナルは、ゼニト・サンクトペテルブルクに所属しているアルゼンチン代表DFエセキエル・ガライの獲得に向けて1300万ポンドを準備している」と報じた。
エセキエル・ガライは1986年生まれの28歳。ニューウェルス・オールドボーイズの下部組織出身で、2005年のU-20ワールドカップ、2008年北京五輪の優勝メンバーとして知られるセンターバックである。
大柄ながらも鋭いタックルを生かした平面での強さを備え、2008年にはラシン・サンタンデールからレアル・マドリーに引き抜かれた経験も持っている。
2011年に移籍したベンフィカではブラジル代表DFルイザォンとコンビを組んで2013-14シーズンの国内三冠に貢献。昨年夏にロシア・プレミアリーグのゼニト・サンクトペテルブルクへと600万ユーロ(※ベンフィカが持っていたガライの保有権は40%だったためこの金額。残りの60%は前所属のレアル・マドリーなどへ支払われた)で移籍していったばかりである。
しかし、ゼニト・サンクトペテルブルクはこのところのロシア経済危機で影響を受けているクラブの一つ。オーナーのエネルギー関連企業ガスプロムは資源価格の下落で大きな打撃を負っていると言われており、アクセル・ヴィツェルやサロモン・ロンドンにも移籍の噂がある。
ガライは以前からマンチェスター・ユナイテッドと相思相愛だといわれてきたものの、今夏はあまり噂に上がっておらず、アーセナルにもチャンスが生まれてきているのかもしれない。