6月23日、リーガ・エスパニョーラのレバンテUDは「アメリカ人実業家のロバート・サーバー氏率いる企業グループとの間でクラブの株式売却の交渉をスタートさせることに合意した」と公式発表した。

ロバート・サーバーはアメリカ生まれのユダヤ人実業家。スポーツの熱狂的なファンとしても知られ、2004年にはNBA(バスケットボール)のフェニックス・サンズを買収しており、WNBA(全米女子バスケットボール)フェニックス・マーキュリーのオーナーも務めている。

今年1月にはスコットランドのグラスゴー・レンジャーズを購入しようと動いたこともあったが、それについては実現せずに終わっている。

今回ロバート・サーバー氏はレバンテの株式の72%を5600万ユーロ(およそ77億円)で購入したいという申請を提出しており、交渉を進めるかどうかを決める投票がレバンテの総会で執り行われた。

その結果、賛成24票、反対6票、棄権1票で交渉を行うことが決まり、その中心となる委員会がホセ・マヌエル・フエルテス、フランシスコ・ハビエル・カタラン、エンリケ・グリマ、ルイス・カレーロ、ハビエル・マルティネスで構成されることも採択された。

クラブの委員会は「売却を希望しているわけではない」と表明しているものの、大きな債務を抱えており難しい経営を強いられているレバンテにとっては決して悪いオファーではないとも考えられる。

昨年胸スポンサーが見つからなかったため、日本語で「幸運のかえる」と書かれたユニフォームを使ったことで話題になったレバンテ。シーズンでは14位と結果に繋がらなかったものの、富豪のオファーというラッキーは舞い込んできたようだ。

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