6月18日、イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンは「スポルティング・リスボンからポルトガル代表DFセドリック・ソアレスを獲得した」と公式発表した。

契約期間は4年。これまでのメディアの報道によれば、移籍金は500万ユーロ(およそ7億円)程度、各種ボーナスを加えると最大700万ユーロ(およそ10億円)ではないかと推測されている。

セドリック・リカルド・アウヴェス・ソアレス、通称”セドリック・ソアレス”は1991年生まれの23歳。ドイツ生まれであるがスポルティング・リスボンの下部組織出身で、ポルトガルの各年代で常に選抜されてきたエリートプレイヤーである。

非常に攻撃力に優れた小柄な右サイドバックで、鋭いドリブル突破と運動量、そして何より正確なクロスボールを前線に供給できることが強みである。

2012-13シーズンにデビューした頃はアマチュア以下の守備で何度も戦犯になってしまうなど苦戦したが、徐々にプロのレベルでも活躍出来るようになり、この2年間はほぼレギュラーとしてポジションを守ってきた。

サウサンプトンには同じポルトガル代表選手のジョゼ・フォンテが在籍しており、来季からはクラブでも同僚となる。

先日サウサンプトンはマラガからスペイン代表FWフアンミを獲得しており、早くもこれで2人目の補強を完了させた。

なお、『Liverpool Echo』は「リヴァプールがイングランド代表DFナサニエル・クラインの獲得に近づいている」と報じており、セドリックの加入はそれを加速させる可能性はある。

【次ページ】サウサンプトンの別の動きは?