アーセナルの若手MF、ゲディオン・ゼラレムは新シーズンは他クラブにローンで貸し出される可能性があるようだ。

ゼラレムはドイツで生まれ、エチオピア人の父を持っているハーフで、育ちはアメリカのメリーランド州という国際的な生い立ちの選手。ユース年代のサッカーをプレーしダラスカップにも出場していた。

ドイツのU-15からU-17代表経験があり10番を付けることも多かったが、上記の経緯もあってか2014年末にアメリカ国籍を取得した。U-18ドイツ代表への招集を断ってU-20アメリカ代表を選択。2015年のU-20W杯に出場し、そのプレーが話題になっている。

アーセナルには2011年に入団。エチオピア系の選手であるため細身でフィジカル面に難があるが、高い技術を持ち特にパスワークに定評がある。トップチームには2013-14シーズンのFAカップでデビューしている。

しかしながら、アーセナルにはサンティ・カソルラ、メスト・エジル、アーロン・ラムジーなどの実績充分な選手たちが在籍しており、18歳のゼラレムが出番を掴むことが難しい状況にある。

アーセン・ヴェンゲル監督もゼラレムを新シーズンからローンに出す可能性があることを示唆しており、選手本人も出場機会を得ることを望んでいるようだ。以下のように語ったと『Express』が報じている。

ゲディオン・ゼラレム
(アーセナル所属、U-20アメリカ代表)


「プレーシーズンに戻ることになるし、ファーストチームに入れるように挑戦する。何試合かするだろうね」

「もしファーストチームに入ることができたら素晴らしいね。もしそうじゃなければ、ローンで何処かに行くことに目を向けるよ。アーセナルのようなクラブにいるという夢はかなったし、今シーズンはファーストチームに入り、出場機会を得て、スタメンで出たい」

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