6月10日、『The National』は「オマーンのポール・ル・グエン代表監督は、UAE1部リーグのアル・ワフダと契約する」と報じた。

記事によれば、既にアル・ワフダは交渉が進んでいることを明かしており、今回のインターナショナルマッチデーウィークが終了し次第契約を完了させることを期待しているとのことだ。

かつてUAEの至宝と呼ばれたイスマイール・マタルを擁するアル・ワフダは、2009-10シーズンの国内リーグを制覇し、クラブワールドカップ2010に出場したことで知られる強豪チームである。

しかしこのところはタイトルから遠ざかっており、監督もコロコロと替わっている。今季はポルトガル人監督ジョゼ・ペゼイロ氏の指揮の下でスタートしたが、1月に解任。

後任にはサウジアラビアのレジェンドであるサミ・アル・ジャバーを招へいしたものの、成績は向上せず、彼も今季限りで契約が更新されず退任となった。

ポール・ル・グエンはかつてリヨンでリーグアンを3連覇したことで知られるフランス人監督であるが、その後はグラスゴー・レンジャーズ、パリ・サンジェルマン、カメルーン代表で結果を残せず。

2011年には好条件で誘われたオマーンの代表監督に就任し、それから長くチームを率いているものの、なかなか目立ったタイトルに繋がっていない。昨年のガルフカップでは4位に入賞したが、アジアカップではGL敗退を喫している。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手