6月9日、『Gazzetta di Parma』は「実業家ジュゼッペ・コラード氏がイタリア・セリエAのパルマを購入することに興味を示している」と報じた。

今年3月19日に裁判所から破産宣告を受け、派遣された会計士の元で再建に向けて動いているパルマ。

9日にクラブ公式サイトで報告されたところによれば、現在のところ何らかの打診はあるものの、それについては購入するためのオファーを含んだものではなかったとのことだ。

しかし、メディアでは現在3つのグループから関心が寄せられていると言われている。

最も有力だと言われているのは、イタリアでシネマコンプレックス(複合映画館)ビジネスを展開しているジュゼッペ&ジョヴァンニ・コラード氏のグループ。

さらに先日報じられていた元メジャーリーガーのマイク・ピアッツァ氏、パウロ・スクディエーリ氏を中心としたアドラー・グループ。

また昨年末あたりにパルマの購入に興味を示していたと言われていたセガフレード(日本でも展開しているイタリアンコーヒーチェーン)の所有者であるセガフレード・ザネッティ氏であると言われている。

パルマの保有権販売に向けたオークションについては現在も入札者はおらず、残された選択肢は個別の交渉でクラブを販売すること。プライベートな会談については本日行われ、早ければここでクラブの運命が決定される可能性がある。

6月末までにスポーツ部門の負債2200万ユーロ(およそ31億円)が解消されない限り、パルマはセリエDへの降格処分が言い渡される。

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