サッカーは競馬のような「血のスポーツ」ではないが、それでも有力選手の子どもが父親と同じようにプロとなりピッチに立つというケースは決して珍しくない。身体能力やプロとしてのメンタリティが遺伝、あるいは生活の中で育まれるといった面があるのかもしれない。
そういった意味で注目される“逸材”の一人が、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの長男ベンハミンくんだろう。
父は2014-15シーズンのプレミアリーグ得点王。そしてご存知の通り、母はあのディエゴ・マラドーナの次女ジャンニーナさんで、DNA的にはとにかくスゴイことになっているはずだ(※二人は2013年に離婚)。
そのベンハミンくんが先日、祖父のマラドーナとサッカーで対決した映像が興味深かった。
シュートを止められたマラドーナはカウンター阻止のため、当然のように削る。これが「フットボール」だとばかりに、まだ6歳の孫であっても容赦なしである。
しかし、ベンハミンくんもアルゼンチン人らしくそんなことではめげず、すばやく立ち上がると再びドリブルで持ち込み、DFの犬もかわしてゴール!
彼の将来がより一層楽しみになる、おじいちゃんと孫のひとときであった。