2014-15シーズンのロシアリーグ制覇を目前にするゼニト・サンクトペテルブルク。
残り3試合のリーグ戦で、少なくとも1勝をあげれば自力での優勝が決定する。
A win that brings us closer to our goal Happy to be back in scoring, happier with the 3 points #TogetherStronger pic.twitter.com/QIJY2rvLdY
— Axel Witsel (@axelwitsel28) 2015, 4月 26
豊富な資金力を武器に、エセキエル・ガライやアクセル・ヴィツェル、ハビ・ガルシアなど有力選手を数多く揃えるゼニト。UEFAヨーロッパリーグでも準々決勝にまで進出し、ヨーロッパの舞台でも戦えることを証明した。国内リーグでは過去2シーズンにわたりCSKAモスクワに覇権を譲っていたが、3シーズンぶりとなる優勝まであと一歩となっている。
さて、そんなゼニトで私たち日本人に最も馴染み深い選手といえばやはりFWフッキだろう。
その強靭なフィジカル能力と悪魔的な左足でブラジル代表にまで上り詰めたフッキ。2005年から2008年にかけてはJリーグでプレーしており、2007シーズンにはJ2で37得点という異次元のゴール数を記録した。先日行われたEL準々決勝のセビージャ戦では圧巻の35m級ロングシュートを決めており、その左足の威力を見せつけていた。
そんなフッキはリーグ戦でもゴールを量産しており、ここまでリーグトップとなる14ゴールをあげている。
フッキのポテンシャルを考えればこれ自体は決して特別なことではない。
しかし、なんとアシスト数でもトップに近い成績を残していたのだ!
ロシア・プレミアリーグの公式サイトにアシスト数が掲載されていなかったので、ここでは『Soccerway』のデータを参照する。
フッキはここまで7アシストを記録しており、これは暫定で上から3番目の数字であるという。
『tramsfermarkt』はフッキのアシスト数を10としている(緑色のボールの列がアシスト数)。
アシストは明確な基準があるわけではないためサイトによってまちまちだが、こちらでもフッキの数字は上から2番目の数字と紹介されている。
いずれにしても、今シーズンのフッキはチャンスメイクの部分でもチームに大きく貢献しているようだ。コパ・アメリカに向けたブラジル代表メンバーからは落選したが、ゼニトで充実のシーズンを送っていると言えるだろう。