3日に行われたアメリカ・MLS、スポーティング・カンザスシティ対シカゴ・ファイアーの試合で、カンザスのMFパウロ・ナガムラがゴールを決めた。

鮮やかな崩しから最後はヘディングで合わせる。このゴールが決勝点となり、カンザスが1-0で勝利している。

日系ブラジル人のパウロ・ナガムラは1983年生まれの32歳。小柄ながら足元の技術に優れたバランス型のボランチ(センターハーフ)である。

地元サンパウロのユースではあのカカと共にプレーし、2001~2004年にはアーセナルの下部組織に所属、初年度にはU-19の大会で優勝を経験した。トップ昇格はならなかったものの、2005年にMLSのLAギャラクシーでデビューし、いきなり主力としてMLS制覇に貢献している。

その後もメキシコへ渡った2010年の半年を除き全てのシーズンをアメリカで過ごしており、MLSでの確固たる地位を確立。今では同国の永住権を取得しているとのことだ。

これまで特に日本とのエピソードが語られたことはないが、果たしてこの先、日本でプレーすることはあるだろうか。

昨年、人種差別の被害を受けたダニ・アウヴェスをバナナを食べて応援するナガムラ

【Qolyインタビュー】「いつか恩返しを」大宮トップチーム昇格後にアメリカの大学へ…マーシャル大MF種田陽が見据える未来とは