4月30日、『Milannews』は「今夜行われる予定であったベルルスコーニ氏らとビー・テイチャウボル氏との会議については延期された」と報じた。
現在大きな話題となっているACミランの買収話。タイの実業家ビー・テイチャウボル氏が代表者を務めるコンソーシアムが契約に近づいていると報じられており、30日の会談で全てが決まると報じられていた。
しかし、報道された30日の会議については最終的には行われなかったとのこと。30日の24:00がタイムリミットとなっていたが、それまでに契約が締結されなかったことからベルルスコーニ側はペナルティで一定の違約金を支払わなければならない可能性がある。
なぜ延期されたかという点については、29日に中国のコンソーシアムで代表を務めている香港の実業家リチャード・リー氏との電話会談が行われていたことから、そちらのオファーをミラン側が待っているのではないかと推測されている。
単純な買収額についてはビー・テイチャウボル氏よりもリチャード・リー氏の方が大きくなる可能性が高いとも以前報じられており、ミランがその両者の間で揺れており、決定的な答えを返せずにいるという話である。
ビー・テイチャウボル氏との会議はおそらく本日も開催される可能性が高いとのことで、もしかすると今日の夜に何かの進展があるかもしれない。