4月28日、『Sportal』は「ロシア・プレミアリーグのトルペド・モスクワに所属していたオーストラリア代表DFイヴァン・フランニッチは、賃金未払いのためにクラブとの契約を打ち切った」と報じた。

イヴァン・フランニッチは1987年生まれの27歳。アマチュアリーグからステップアップしてきた叩き上げであり、2009年から所属したブリスベン・ロアでの活躍からオーストラリア代表に上り詰めた選手である。

昨年行われたワールドカップではケガでわずかな出場時間に留まったものの、先日のアジアカップではレギュラーとして右サイドバックを担い、豊富な運動量と正確なクロスボールで優勝に貢献した。

彼は新たな挑戦を行うため昨年8月にトルペド・モスクワに3年契約で加入したものの、出場機会は乏しく、年が明けてからは賃金まで支払われなくなり、1月にAリーグのクラブに貸し出されるという話も破談に終わった。

そして4月23日、フランニッチとチームメイトのDFアダム・ココシュカの2名がFIFAの規則によって認められている退団の権利を行使し、トルペド・モスクワを離れることを決断したとのこと。

フリーエージェントとなったフランニッチはAリーグへの復帰を模索しているとのことであるが、いくつかの国外のクラブも興味を示しているという情報もある。

【厳選Qoly】新潟愛は永遠!アルビレックス新潟が「世界」に送り込んだ“最強”日本人6名