プレミアリーグ第33節の大一番、チェルシー対マンチェスター・ユナイテッドの試合は1-0でチェルシーが勝利した。

1位と3位の上位対決となったこの試合。ユナイテッドはオールド・トラッフォードで行われた試合でも試合終了間際にロビン・ファン・ペルシーが得点をあげ劇的な同点劇を演じ、目下リーグ戦においては6連勝中と波に乗っていた。

しかし、先制に成功したのは首位を独走するチェルシーだった。38分、オスカルのヒールパスを受け取ったエデン・アザールがペナルティエリア内へと切り込み、相手GKダビド・デ・ヘアの股を狙い先制点をあげた。

ユナイテッドはパディ・マクネアやラダメル・ファルカオらが惜しいシュートを放つもののなかなかゴールを奪えず、試合はそのままタイムアップ。好調ユナイテッドをしても、首位チェルシーを止めることはできなかった。

ユナイテッドに15本ものシュートを許しつつも勝ち点3を獲得したチェルシー。ジエゴ・コスタという絶対的エースを欠きつつも「これぞチェルシー」といった手堅さを見せ勝ち点を積み重ねたわけだが、この試合でのあるスタッツが現地では少し話題になっているらしい。

英国『Mail Online』によれば、この試合でチェルシーが記録したボールポゼッション率はわずか29.7%だったらしい。

この試合での両者のポゼッションはチェルシー29.7%、ユナイテッド70.3%であった(前半は30.2%対69.8%、後半は29.0%対71.0%)。

同紙によれば、チェルシーが記録した29.7%という支配率は『Opta』が計測をスタートさせた2006年以降90分の試合では最も低い数値であるようだ。

しかしチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、このように話したのだという。

ジョゼ・モウリーニョ(チェルシー監督)

「(彼らの支配率は)99%だったかもしれない。それは一切問題にならない。

試合を戦略的に進めようとすれば、スタッツなど気にならない。大事なのは勝ち点だ」

誰よりも勝利にこだわる指揮官は、そんなことなど一切お構いなしのようだ。

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