4月15日、ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントはプレスカンファレンスを開き、今季限りでユルゲン・クロップ監督が退任することを発表した。
会見に臨んだユルゲン・クロップ監督は「誰も感謝する必要はない」と話すとともに、今後の予定は何もなく、他のクラブとの関係もないと明かした。
ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO
「直近の数週間に議論を行い、その後に我々は決断を下した。夏に別れることが必要であると。
我々にとって非常に難しい決定だった。長い間ともに上手くやってきたし、素晴らしい友人になった。我々の関係はこれからも続いていく」
ミハエル・ツォルクSD
「ユルゲン・クロップがここに来てからというもの、我々は何年も歴史に名を残してきた。
個人的に言えば、彼は私に多くのエネルギーとポジティブさを与えてくれた。全ての従業員、特に選手たちが彼に値するだけの送別を行うだろうと信じている」
ユルゲン・クロップ
「誰も私に感謝する必要はないんだ。これは対等な関係の歴史であり、互いに助け合い、分かち合ったことだ。
これはまるでおとぎ話のような旅だった。私もクラブも多くのものを費やしてきた。これからもずっとこの傑出したクラブをサポートしていくだろう。
私はいつも自分に問いかけていた。『この仕事を続けたいのか?』と。ここしばらくは、その問いに対し、いつも断定的にYESと答えることが出来たわけではなかった。
最近の我々にはプレッシャーによる影響があった。我々は今後の数か月、そして次の夏の準備期間までそのプレッシャー下に置きたくはなかった。
これほどまでに素晴らしいものを置いて出ていくことは、信じられないほど難しいことだと想像してもらえるだろう。しかし我々はプロフェッショナルであり、決定を下す必要がある。
私は、その決定が完全に正しいと信じている。このクラブは、その仕事に100%合致した人物によって率いられることに値している。そして、その決断は下されなければいけなかった。
私はこの後の休暇に向けては何のプランもない。そして、他のクラブとの間の計画も何もない。全て何もね」