マルコ・ファンバステンの代名詞とも言えるゴールは、やはりEURO1988でのあのゴールだろう。
決勝戦でのソ連戦、アーノルド・ミューレンからのクロスボールを豪快に合わせて決めた伝説のボレーシュートだ。
母国を優勝に導いたこのゴールはサッカーファンの間では有名であり、“伝説の角度0度シュート"として知られている。
さて、先週末行われたリーガ・エスパニョーラの第31節レアル・ソシエダ対デポルティーボ・ラ・コルーニャ戦でもこのファン・バステンのゴールを彷彿とさせるゴールが生まれている。それがこちら。
ソシエダMFセルヒオ・カナレスからのサイドチェンジを豪快に蹴り込んだのはウルグアイ代表経験もあるMFゴンサロ・カストロ。
ファン・バステンのそれとは逆になる左サイドからのボレーであったが、ほとんど角度のないところから反対のサイドネットへと突き刺した。
試合はこのゴールでソシエダが2-1とリードしたが、クラブのレジェンドであるビクトルを新監督に迎えたデポルティーボが78分にトチェのゴールで追いつき2-2のドローで終了している。