日本時間は既に11日を終えようとしているが、10日はメキシコ史上最高の選手、ウーゴ・サンチェスが“あのゴール"を記録してちょうど27年になる。

ウーゴ・サンチェスはレアル・マドリーに在籍した7シーズンで4度ピチーチ(得点王)に輝いた伝説的なストライカー。特に1989ー90シーズンに記録した38ゴールは、2011年にクリスティアーノ・ロナウドに破られるまでのリーグ記録で、今なお彼を史上最高のFWと呼ぶ声もあるほどだ。

今回ご紹介するゴールは1987-88シーズンのリーガ・エスパニョーラ第32節、2-0で勝利したログロニェス戦でのもの。

マルティン・バスケスの左サイドからの決して速度の遅くないクロスを、サンチェスは彼の代名詞とも言えるオーバーヘッドでそのまま叩き込んだのである。ゴール後に披露した宙返りもまた、彼の得意とするパフォーマンスだった。

対戦相手が偶然にもログロニェス(=Logroñés)であったことから以来、このゴールはそのクラブ名を逆さから読み、紳士のゴール(=Señor gol)と呼ばれることになったのである。

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